すこやか春夏号No.20
12/16

1つの成分でこんなに多くの研究が出てきたよ!作用は腸内だけじゃないんだね!色々な可能性があるなぁ~ 『乳酸菌生成エキス』販売開始の前から、腸の大切さや乳酸菌の発酵物がヒトの健康に大きく寄与することの啓蒙活動を続けていました。その精神は、脈々と受け継がれ、今も続けられています。 販売開始から十数年間は、多くの方の体験談や、あるいは飲んで自身が体験することで、その効果を理解することしかできませんでした。2000年頃より、実際の効果を科学的な目線で証明することに力を注ぎ、2001年に『乳酸菌生成エキス』として初の科学論文が発表されます。販売開始以来、実に17年経ってからのことでした。その後、免疫機能や腸内細菌・腸内環境、アレルギー、あるいは歯科領域に関する研究も進められ、その成果は科学論文として発表されます。特に2014年以降は、発表ペースも増え、これまでに関連する論文は12報になります。 私たちは、これからも「体感を科学的に裏付ける」、「新たな可能性を探る」をモットーに研究に邁進していきます。12歯科領域でも論文発表!虫歯予防にも?『乳酸菌生成エキス』の摂取で虫歯の原因となるミュータンス菌が減少した。また、歯周ポケットも改善していた。山口貴子.日本補完代替医療学会誌13:29-31(2016).歯周病での応用研究も!お口の手入れの手助けに!歯周病治療後の定期健診で良好性を維持することを確認。口腔内環境を改善させる可能性が見つかり、歯科領域での応用が進む。吉峰正彌ら.日歯周誌60:139-146(2018).歯科症例改善の報告も続々!導入歯科医院での症例報告も。なかなか改善されなかった歯周病の改善例が報告された。実際の患者様への適用も進む。笹間康弘ら.診療と新薬58:688-693(2021).腸内環境の改善効果も!『乳酸菌生成エキス』によって、腸内腐敗成分が減少したり、便秘などの指標となる数値が改善した。また、体感を裏付ける科学的なデータも得られた。Fukuchi M et al. Nutrition and Dietary Supplements 12:301-309(2020).アスリートの腸内環境正常化!過酷な腸内環境になりがちなアスリートでの検証例。競技中の腸内細菌叢の安定化と代謝機能の向上に一役買っていることが分かった。カビ類の抑制効果もある可能性も。Fukuchi M et al. PLoS ONE 17:e0262906(2022).アレルギーに舌下免疫療法と乳酸菌生成エキス舌下免疫療法で効果を実感しにくい人でも、『乳酸菌生成エキス』を併用すれば効果が得られる可能性が示された。Ito H et al. Cureus 15:e41374 (2023).アレルギー性鼻炎の対策にも可能性が!アレルギー性鼻炎の症状が早期に改善する例が報告された。伊藤宏文ら.診療と新薬59:45-51(2022).2018201820212021202020202022202220232023まとめ

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る