すこやか春夏号No.20
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34562の頭文字を合わせた言葉食中毒予防の合言葉は「つけない」「増やさない」「やっつける」。食中毒微生物の特性にもとづいた「HACCP」を日常に取り入れてみましょう。家庭での保存消費期限などの表示をチェック!肉・魚はそれぞれ分け、できれば保冷剤などと一緒に包む寄り道せずにまっすぐ帰ろう作業前に手を洗う調理を中断する時、食品は冷蔵庫へ冷蔵庫は10℃以下冷凍庫は−15℃以下をキープそのために…①扉を開ける 時間は短く②入れるのは 7割程度にする肉・魚は汁が漏れないように包んで保存加熱は十分に(目安は、中心部分の温度が75℃で1分以上)台所は清潔に食品は、帰ったらすぐ冷蔵庫へ!食事の前に手を洗う作ったものは室温で長時間放置しない引用:厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」ゴミはこまめに捨てる肉・魚を切ったまな板は、洗って熱湯をかけておく肉・魚は生で食べるものから離して置く時間が経ちすぎていたり、少しでも怪しいと思ったら、思い切って捨てる手洗い後、清潔な器具と容器で保存冷凍食品は冷蔵庫で解凍タオルやふきんは清潔なものに交換こまめに手を洗う温め直す時は十分に加熱食品の購入調理中下ごしらえ残った食品の処理ACCP」で食中毒を防ごう「Hハサップ 皆さま、「HACCP」をご存じでしょうか?「HACCP」※とは、食品の製造工程で健康被害を起こす可能性のある危害要因(ハザード)を科学的根拠に基づいて管理する“国際的な衛生管理方法”のことです。食品を取り扱う事業者で取り入れられており、日本では2021年6月に義務化。ビーアンドエス・コーポレーションの工場も、もちろんこの「HACCP」にのっとり、皆さまへお届けする製品を製造しています。 暖かくなってくると気になるのが「食中毒」。飲食店などで発生するイメージが強いですが、毎日の食卓でも起こる可能性は大いにあります。「HACCP」の考え方は、ご家庭での食中毒の予防にもたいへん有効です。どのような工程で、どのような細菌やウイルスがついて、それが増えるのか?どうしたらそれを防止できるのかを考えます。食中毒の多くは、大腸菌O-157やサルモネラ菌、カンピロバクター、ノロウイルスといった原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生するため(←ハザード分析)、厚生労働省では食中毒予防3原則として「つけない」「増やさない」「やっつける」(←科学的根拠による管理)を掲げています。ハザードを理解し、その対策をする。まさに「HACCP」の実施です。 ご家庭でのポイントは、❶食品の購入❷家庭での保存❸下ごしらえ❹調理中❺食事❻残った食品の処理の6つ。ページ下部にて詳しくご紹介していますので、ぜひ、出来るところから少しずつ始めてみてください。 新生活を迎える春。不調のない毎日を続けるための習慣を、一つ増やしてみるのはいかがでしょうか。 今回の号も、お役に立って、楽しみながらお読みいただけますことを願っています。(編集部・H)※「HACCP」:Hazard(危害)、Analysis(分析)、Critical(重要)、Control(管理)、Point(点)の5つの単語食事盛り付けには、清潔な器具と食器を使うおうちでできる「HACCP」12

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