〜〜05252025年(目標)252015量(g) 1952年のデータでは日本人は1日に20.5gの食物繊維を摂っていました。2018年の調査では、男性13.7g、女性13.1gにまで減っています。「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人における食物繊維の1日の摂取目標量は男性21g以上、女性18g以上と目標量に足りていないのが現状です。2025年に改定予定の基準では、摂取目標量を25gに引き上げる方針も出されています。今の摂取量では、10g以上も足りていないのが実情です。栄養素食べ物 食物繊維は、便通改善など成分そのものの性質で力を発揮しますが、これだけでは食物繊維のすべてを語れません。重要なのは食物繊維の腸内発酵です。食物繊維は大腸までそのままのカタチで届き、腸内細菌たちのエサとなって発酵します。この発酵中にさまざまな成分(代謝産物)が生み出され、それが吸収され、全身を巡りさまざまな効果が発揮されるのです。(詳しくは次ページで) 食物繊維のチカラを最大限に引き出すためには、腸内細菌のチカラが必要です。しかし、発酵する材料が届かない事には、チカラの発揮のしようもありません。まずは、私たちがしっかりと食物繊維を摂ることが大事ですね。豊富な食材きのこ、海藻、イモ類 穀類、豆類、こんにゃく吸収吸収腸内細菌のはたらきで発酵代謝産物(短鎖脂肪酸)豊富な食材吸収10g以上足りない!約レタス3玉13.713.1男性女性2018年そもそも食物繊維って? 食物繊維は、「食べ物の中に含まれている人の消化酵素で分解・消化できない成分」です。 水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維があります。 コラム 水溶性 食物繊維が 不溶性 食物繊維が小腸血管大腸未消化物(食物繊維)食物繊維のチカラをMAX引き出す!どのくらい食物繊維を摂ればいいの?
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