すこやか22号
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当てる②毛先が広がらない程度の軽い力で、ブラシを小刻みに動かしながらみがく③みがき残しやすい部分は、歯ブラシの角度を変えながら丁寧にみがく歯ブラシだけで取り除ける歯垢は全体の約60%。歯の隙間などの汚れは、歯間ブラシやフロスを使用して取り除きましょう。腸と同じように、口内でも多くの細菌が共生しています。免疫が弱まると口内の細菌バランスが崩れ歯周病になりやすくなるため、規則正しい生活で免疫をととのえましょう。“80歳で20本以上の歯を保とう”という目標達成のために欠かせないのが日々のセルフケア。90°歯と歯ぐきの境目できることから取り組み、すこやかな口腔環境を目指しましょう♪45°歯と歯の間かみあわせ2正しいブラッシング①歯ブラシの毛先をしっかり歯面に歯ブラシはこまめに交換古い歯ブラシは汚れが落としづらくなったり、歯ぐきを傷つけやすくなります。口内の汚れや菌も付着するため、1~1.5か月を目安に交換しましょう。歯間清掃アイテムを活用噛む習慣をつけようよく噛むことで分泌される唾液には、食べ物のカスや細菌を洗い流す作用や抗菌作用があるため、虫歯や歯周病などの予防につながります。歯ごたえのある食材を取り入れ、「一口30回」噛むクセづけをしましょう。規則正しい生活お口の健康を目指す「8ハチマルニイマル020運動」 皆さんは「8020運動」という言葉をご存じでしょうか?「8020運動」とは、“80歳で20本以上の歯を保とう”という運動のことです。 「8020運動」は、親知らずを除く28本の歯のうち少なくとも20本以上自分の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛みくだいて美味しく食べられるという指標をもとに、“生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように”という願いを込めて、1989年から厚生労働省と日本歯科医師会が推進してきました。何でも自分の歯でよく噛んで味わうことは、食べる楽しみだけではなく、全身の健康にも関わっています。まず、よく噛むことで食べ過ぎを防いだり、食べたものが消化されやすくなることにより体への負担を減らすことができます。また、噛むたびに顔まわりの骨や筋肉が動きますが、日ごろから動かしておくことで、豊かな表情やきれいな発音をしやすくなります。さらに血流も増加するため、脳に酸素と栄養がいきわたり、脳のはたらきが活発になることで、反射神経や記憶力、集中力の高まりにもつながるのです。 大切な歯を守るためには、日々のセルフケアと定期的な歯科検診が効果的です。セルフケアの基本は、毎日の歯みがき。規則正しい生活を送ることも大事なケアのひとつです。下部でケア方法をご紹介していますので、ご参考になさってください。ただ、日頃ご自身でケアをしていても、みがき残しがあったり、虫歯や歯周病が隠れていることもあります。年に1~2回は歯科検診を受け、予防と早期発見を心がけましょう。 お口の健康維持は、明るくすこやかな毎日にもつながります。一本一本の歯を大切に“8020”を目指していきましょう。今回の号も、お役に立って、楽しみながらお読みいただけますことを願っています。(編集部・H)今日からはじめる「8ハチマルニイマル020運動」

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