すこやか23号秋冬_デジタルブック-2
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2233445566肉料理が多い主食はじゃがいも保存食の発達33 のミートボールを肉汁ごとフライパンに戻し入れてソースと絡ませ、皿に盛り付ける。11 のマッシュポテト、お好みでジャムを添え、パセリをかける。マッシュポテトを作る。じゃがいもは洗って皮を剥き、ひと口大に切って耐熱容器に入れ、ラップをして軟らかくなるまでレンジで約 4 分加熱する。熱いうちにフォークなどでつぶし、生クリーム、バター、塩を加えてよく混ぜ合わせる。ボウルに合いびき肉、みじん切りした玉ねぎ、卵、塩、こしょう、ナツメグ(あれば)を入れ、粘りが出るまでよく練り合わせる。肉だねを10 等分して丸める。薄く油をひいたフライパンに 22 を並べ、弱めの中火にかける。焼き目がついてきたら転がし、全体に焼き色を付けながら 7 分ほど焼いて一旦取り出しておく。フライパンの余分な油をふき取り、バターを入れて弱火にかける。薄切りしたマッシュルームを加えてバターを全体に絡めたら、薄力粉を振り入れ、粉っぽさが無くなるまで軽く炒める。全体をよく混ぜながら、ダマにならないよう生クリームを少しずつ加える。コンソメとしょうゆも加え、とろみが出るまで弱火で軽く煮詰める。(ふちや底が焦げやすいため、こそぐように全体を混ぜながら)冬の厳しい寒さと豊かな自然が生んだ、北欧諸国ならではの北欧料理。今回はその中から、スウェーデン料理の特徴を、使用した食材を例にしてご紹介します。作り方乳製品が豊富豊かな森の食材栄養士解説!15のどかな牧草地や涼しい気候のどかな牧草地や涼しい気候をもつスウェーデン南部ではをもつスウェーデン南部では酪農が盛んなため、乳製品の酪農が盛んなため、乳製品の消費量が多く種類も豊富。日消費量が多く種類も豊富。日本と同様、給食で牛乳を飲む本と同様、給食で牛乳を飲む習慣もあります。乳製品を使習慣もあります。乳製品を使用した郷土料理もさまざまあ用した郷土料理もさまざまあり、とても身近な食材です。り、とても身近な食材です。国土の2/3が森林のため、木国土の2/3が森林のため、木の実やキノコが豊富に採れまの実やキノコが豊富に採れます。憲法で定められた“自然享す。憲法で定められた“自然享受権”により、国有地・私有地受権”により、国有地・私有地問わず、原則的に誰でも自由問わず、原則的に誰でも自由に収穫してよいとされており、に収穫してよいとされており、収穫シーズンになると多くの収穫シーズンになると多くの人が森に足を運んで、自分で人が森に足を運んで、自分で採った森の味覚を楽しんでい採った森の味覚を楽しんでいます。ます。農業よりも畜産業が盛んなスウェーデンの食卓では、農業よりも畜産業が盛んなスウェーデンの食卓では、さまざまな肉料理が並びます。日本でも馴染み深い豚さまざまな肉料理が並びます。日本でも馴染み深い豚肉や牛肉などに加え、古くから狩猟文化があるため、肉や牛肉などに加え、古くから狩猟文化があるため、ヘラジカやシカ、トナカイなどの野生動物も良質なたヘラジカやシカ、トナカイなどの野生動物も良質なたんぱく質源としてよく食べられています。んぱく質源としてよく食べられています。スウェーデンの主食は、農業がスウェーデンの主食は、農業が難しい環境下でもよく育ち、長難しい環境下でもよく育ち、長期保存も可能なじゃがいも。長期保存も可能なじゃがいも。長く厳しい冬の時 期にも安 定しく厳しい冬の時 期にも安 定して手に入れることができる貴重て手に入れることができる貴重な食材です。栄養価が高く、エな食材です。栄養価が高く、エネルギー源となる糖質のみならネルギー源となる糖質のみならず、冬場新鮮な野菜が出回らなず、冬場新鮮な野菜が出回らないため不足しがちなビタミンやいため不足しがちなビタミンや食物繊維も補うことができます。食物繊維も補うことができます。冬は日照時間が極めて短く寒さも厳しいの冬は日照時間が極めて短く寒さも厳しいので、新鮮な食材の確保が難しくなります。で、新鮮な食材の確保が難しくなります。食材の乏しい冬を乗り切るため、乾物、燻食材の乏しい冬を乗り切るため、乾物、燻製、塩漬け、砂糖漬けなどさまざま保存食製、塩漬け、砂糖漬けなどさまざま保存食が昔から重宝されてきました。が昔から重宝されてきました。11北欧料理ってどんな料理?

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