乳酸菌生成エキス研究室乳酸菌生成エキス研究室
冷えとり博士・川嶋朗先生のHotなお話
No.2 ≪診断≫

⾃分の冷えを診断しよう

病気の人冷えている

「体調を崩すと治りにくい」「疲れやすい」「深く眠れない」「いつも肩こり」「偏頭痛がある」・・・。思い当たることはありませんか︖ それは⾎流の悪さによる冷えからきているかもしれません。冷えは諸悪の根元だからです。

私の専⾨は、腎臓病、膠原病、⾼⾎圧ですが、ゆえあって、ジャンルに囚われることなく、あらゆる病気の患者さんと接するようになりました。アトピーから糖尿病や脳梗塞、ガンに⾄るまで実に多くの症例を⾒ています。その経験から確信したのです。何かしらの病気を持っている⼈はほとんどの場合、体が冷えています。精神的な疾患をもつ患者さんもです。

触診すると、思わず「はっ」としてしまうほど体が冷たく、たいていの患者さんの体は冷え切っています。それならばと、体を温めてみると、患者さんたちの症状は驚くほど快⽅に向かいます。

冷えているから病気になったのか、病気になったから冷えているのか、それは定かではありませんが、体の不調や病気と「冷え」がきわめて密接な関係にあることだけは確かです。

私の患者さんには、「⾎流が悪く冷え性」と⾃覚している⼈は⼤勢います。しかしその⼀⽅で、冷えていることを伝えても「⼀体だれのこと︖」と不審そうな顔をする⽅もいます。そう、「冷え」はすべての⼈が⾃覚できるものではありません。知らないうちに冷えきっている⼈も多く、そういう⼈ほど冷えを放置してどんどん状態を悪くしてしまうケースが多いのです。

そこで、冷えているかどうかを⾃分で判断できる冷え性チェック・リストを作ってみました。いくつ当てはまるか、チェックしてみてください。

いくつ当てはまる? あなたの「冷え性」チェック!

⼿⾜がつねに冷えていて、なかなか温まらない。

ときおり頭痛がある。

⽬の下にクマができる。

顔色が悪い。

冷房が苦手だ。

ちょっと運動すると息切れがする。

夜、熟睡できない。

夜中、トイレで⽬を覚ます。

低血圧だ。

体温が低い。(36℃以下)

肩こりがひどい。

腰痛がある。

膝痛がある。

下痢ぎみ。

便秘ぎみ。

疲れやすく、寝ても疲れがとれない。

イライラしやすい。

やる気がおきず集中力がない。

貧血ぎみ。

夏でも汗をかかない。

朝起きるのがつらい。

(⼥性のみ)

生理痛がひどい。

月経前に不快な症状がでる。

いかがでしたか︖ ひとつでも印をつけた⽅は、体が冷えている可能性があります。

さらにあなたの冷え性をチェックする⽅法

先の冷え性チェックリストに加え、あなたが冷えているかどうか簡単に確認できる方法が3つあります。こちらも試してみてください。

□その1  朝、ふとんの中で冷え性チェック

あさ、布団の中で起き抜けに⼿のひらの感触で測ってください。まずわきの下に⼿のひらを挟み込みます。かなり温かいはずです。次にその⼿をお腹の上においてみます。脇の下よりもお腹の⽅が冷たいと感じたら、あなたの体は冷えています。

□その2  ⽿を折って冷え性チェック

ご⾃分の⽿を折ってみてください。健康な⼈は、さほどの痛みは感じません。ところがなかには⾶び上がるほど痛い⼈もいるはずです。この異常な痛みを感じる⼈は、⽑細⾎管の末端まで⾎が通っていない状態、つまり冷えている可能性があります。

□その3  起き抜けの体温チェック

あさ、起きてすぐ体温をチェックしてみてください。あさの体温は低めなのですが、それでも、3 回測ってその 平均が 35 度台の⼈は⾃覚がなくても冷えているといえます。すぐに対策に取りかかってください。

冷え性の⼈も、今のところ安⼼だった⼈も、まずは体を温める⽣活に関⼼を持つところから始めてみてください。腹巻をまいたり、温かいものを飲んだり、靴下をはいて寝たり、 湯⾈(38〜40 度程度)にも最低 10 分じっくりつかってみましょう。

体が気持ちいい︕と⾔い出したら、温め⽣活もどんどん楽しくなるはずです。

次回は、⾎流がよくなって、体があたたまる、冷え性さんに効く⾷べ物などをご紹介します。

コラム その② 「冷え」は病気か、体質か

冷えは、⼀般的には「冷え性」といわれることが多いので、「冷えは体質」と解釈している⼈も多いようです。しかし、これは誤解です。というよりも実に危険な間違いです。

冷えは、⻄洋医学の範疇では病気ではありませんが、病名がついている病気以上につらい症状の場合も多いものです。そのつらさから、「冷え性」ではなく、「冷え症」と表記するほうが正しいようにも思えます。実際に冷えの症状に苦しんでいる⽅は、すでに病院に⾏ってその症状を訴えたことがある⼈も少なくないでしょう。

ところが、⼤変残念なことに、適切な処置やアドバイスがなされたケースは稀なはずです。⻄洋医学の世界では「冷え」という概念がないからです。概念がないので病気とはみなされません。 そのままにしておけば、体の機能は壊れ、「冷え」に対抗する⼒も失っていきます。

特に免疫と関連している腸がこうしたことで弱ってしまうと、病気を呼び込みやすくなります。腸を冷やさないことも意識しましょう。

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川嶋 朗(かわしま・あきら)先生

川嶋 朗(かわしま・あきら)先生

川嶋 朗(かわしま・あきら)先生

北海道大学医学部卒。東京女子医科大学大学院を経て、ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院に留学。現在は、東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授。西洋医学と東洋医学の両観点から体の冷えの怖さについて警鐘を鳴らし続ける。冷えに関する著書も多数。東洋医学研究所附属クリニック自然医療部門を担当。冷え治療の第一人者。

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