乳酸菌生成エキス研究室乳酸菌生成エキス研究室
腸博士・藤田紘一郎先生に聞く腸たいせつな話
No.13 《最新試験データ》

腸内環境が改善すると、便秘・便臭のお悩みも解決

2週間の「乳酸菌生成エキス」飲用で、腸内腐敗や便秘、オナラ臭は変化する!

・ムロツヨシ似の水野さんがやってきた

私が家族とかれこれ10年以上も愛飲している「乳酸菌生成エキス」ですが、こちらは、「B&Sコーポレーション」という健康食品会社のオリジナル成分です。指紋のように一人ひとり違う腸内細菌を増やし、その構成バランスを手軽にととのえてくれるため、気に入って長年飲んでいます。

免疫に深く関わっているリンパ球が増えたり、NK細胞が活性したりと、研究や臨床データが約20例もあり、食品成分でありながら、「乳酸菌生成エキス」はなかなかのものなのです。

この「乳酸菌生成エキス」をつくりだしたB&Sコーポレーションの広報チームに、俳優のムロツヨシさんを細くした感じの水野さんという男性がいらっしゃいます。その水野さんが私のところに相談があるとやってきたのは、一昨年(2019年)、秋のことでした。

水野さん


水野さんの相談とは次のようなことでした。

「先生!乳酸菌生成エキスは、ご存じの通り、大腸ポリープや大腸がん抑制※1、免疫賦活作用※2など、疾病系の研究データは揃ってきているんです。でも僕たちは、”病気ではないけれど便秘や腸の不調”でお困りの方たちにももっと広めていきたい!! 実際、多くの方から嬉しい声もいただいてますし、小規模ではありますが、便秘改善データは既にあります。

ですが、便秘でお困りの多くの方に向けて、”乳酸菌生成エキスをこの期間、きちんと飲んで、続けていただくと、こうした結果がでます! 腸内が変化します!” といったきちっとした数字を示したいんです。先生、どうか、そのあたりのアドバイスや試験のご協力をお願いできないでしょうか!!!」
※1、2:マウス実験

実は執筆活動に追われ、大変な時期ではあったのですが、長いこと、私の腸内細菌たちがお世話になっている「乳酸菌生成エキス」ですし、水野さんの熱意に応えようと、喜んで試験の道筋を立て、協力することにしました。

まずは、試験に協力してくれる”便秘に悩んでいる人”を多数探さなくてはいけません。そしてその方たちの「乳酸菌生成エキス」飲用前後の腸内検査も必要になってきます。

幸い、数年前の別の研究で、そういったことを一貫してお任せできる企業とご縁がありました。名古屋大学発の健康関連のベンチャー企業である「ヘルスケアシステムズ」社です。腸内環境検査などの企画をされ、お世話になっていた安竹良礼さんに、さっそく、B&Sコーポレーションの水野さんを紹介しました。

腸内環境検査

ちなみに、安竹さんは優秀で誠実。日テレの桝アナウンサー似のイケメンです。そして驚いたことに、なんと、そのイケメン安竹さんのご実家である自然食品店では、「乳酸菌生成エキス」のお取り扱いがあったいうのです。そのためすでによくご存じの好印象成分だったそうなのです。なんとも不思議なご縁です。

試験のとりまとめ役となる責任者は、信頼している、B&Sコーポレーションの研究所の農学系の博士・貴家康尋(さすが・やすひろ)さんにお願いしました。(余談ですが、貴家さんの叔母様は「サザエさん」のタラちゃんの声優さんだそうです)

こうして、担当も決まり、便秘に悩む方むけの『乳酸菌生成エキス摂取による腸内環境改善作用に関する研究』がスタートし、半年間続いたのでした。

・予想通りの数値がしっかり出た

試験の結果は、結論から申し上げますと、私の予想通りでした。腸内環境が芳しくない(便秘傾向)の30〜50歳の女性30人に「乳酸菌生成エキス」を飲んでもらったわけですが、2週間、4週間と継続飲用が長くなるほど、腸内腐敗や便秘、オナラ臭が改善し、健康感が高まることも改めて確認できました。

私は、自分自身はもちろんのこと、家族の体感も知っていますので、本当に予想通りの数値がしっかり出た印象です。よい結果がきちんと出たので、研究所の貴家さんと相談して、論文発表することにしました。

その結果、評価をいただけ、2020年12月23日に海外の学術誌「Nutrition and Dietary Supplements」に掲載の運びとなりました。

Nutrition and Dietary Supplements

それでは、今回の試験について、かいつまんでにはなりますが、わかりやすくご説明しましょう。。

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・便秘傾向女性642名から30名を選抜

試験参加者30名の選抜は、イケメン安竹さん担当です。まず、30〜50歳女性の便秘傾向者を募りました。642名応募のうち、


❶毎日朝食を食べる
❷排便回数が少ない(1週間以上、出ない。週1回以下、週2~3)
❸便やオナラが臭い、かつコロコロ便や固い便


に該当する67名をまず抽出です。

そして「腸内環境検査」に進んでいただき、最終的に、腸内環境がよろしくない数値が出た30名の便秘傾向者に本試験へと進んでいただきました。

・「腸内環境検査」とは

「便秘傾向が強い」と判定した「腸内環境検査」について少しお話ししておきましょう。
イケメン安竹さんの会社で提供している、この尿検査キットは、 腸内環境の指標となる尿の中のインドキシル硫酸(毒素)の濃度を測定し、腸内フローラの状態を簡便に検査することができます。

このインドキシル硫酸は、一部の腸内細菌によって、食事でとりいれたタンパク質由来のアミノ酸から作りだされる毒素ですから、濃度が高ければ、それだけ腸内環境が悪くなり、便秘や便やオナラの悪臭につながりやすくなります。
当然、数値が低くなれば、腸内環境は改善されたということになります。

・本試験にみる尿中の毒素(インドキシル硫酸)の値

さて、それでは実際に、本試験での便秘傾向30名女性の毒素であるインドキシル硫酸値の推移、図1↓をご覧ください。

インドキシル硫酸値の推移

グラフで明らかな通り、「乳酸菌生成エキス」は、飲用前後の変化はもちろんのこと、飲用2週間よりも、さらに長い4週間飲用になると、毒素量が減ってきています。つまり、継続飲用でよりよい腸内環境の改善が見込めるということです

腸内環境がよくなるので、便臭やオナラ臭の改善も当然、向上します。図2↓をご覧ください。
こちらは、試験参加者30名のうち、得にひどい悪臭を自覚する19名のアンケートから算出したものです。

>腸内環境がよくなるので、便臭やオナラ臭の改善も当然、向上します。

体調改善(肌の状態、睡眠の質、朝の目覚め向上など)に関しての自己評価も、飲用の長さに比例して良好なレベルに変化しているのがわかります。↓(こちらは30名アンケート)

体調改善(肌の状態、睡眠の質、朝の目覚め向上など)に関しての自己評価も、飲用の長さに比例して良好なレベルに変化している

いずれも、最初の図1の毒素の検査数値の推移と、体調の自己評価レベルがリンクしています。これは非常に意義あることです。

つまり、「乳酸菌生成エキス」は2週間飲用すると腸内環境に変化が現れ、それ以上飲用するとさらによい結果が期待できるということです。

試験せずとも、そう体感していた人が、私ふくめ多かったはずですが、今回の腸内環境改善試験で、やはり体感と数値が一致した嬉しい結果となりました。ムロツヨシさん似の水野さんも大喜びだったのでした。

ムロツヨシさん似の水野さんも大喜び
藤田先生が10年愛用している「乳酸菌生成エキス」とは?

profile

藤田 紘一郎(ふじたこういちろう)

藤田 紘一郎(ふじたこういちろう)

藤田 紘一郎(ふじたこういちろう)

東京医科歯科大学名誉教授、医学博士。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。マラリア、フィラリアなどの免疫研究のかたわら、「寄生虫体内アレルゲン」、「ATLウイルスの電線経路」の発見など多くの業績をあげる。また免疫学を下敷きにしたユニークなエッセイストとしても活躍。著書に『笑うカイチュウ』(講談社・科学出版賞)、『清潔はビョーキだ』(朝日文庫)、『腸内革命』(海竜社)、『病気にならない乳酸菌生活』(PHP文庫)、『腸で寿命を延ばす人、縮める人』(ワニブックス)など多数


当社は“腸の大切さをより多くの方にお伝えしたい”という先生のご意思に共感し、先生が長年続けてこられた啓蒙活動を少しでも引き継ぐべく活動してまいります。(藤田先生のご家族にもご了承いただいております)
なお、藤田先生のご出身大学であり、名誉教授も務められていた東京医科歯科大学の基金の理念にも賛同し、医学生育成にも微力ながら支援してまいります。

株式会社ビーアンドエス・コーポレーション

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